高蔵堡塁[小倉南区]



北九州やはた大会は、台風7号に伴う計画運休や酷暑の中、無事事故もなく閉会しました。参加頂いた皆様、遠路当大会へ足を運んで頂き、誠にありがとうございました。
大会の様子、参加者内訳、新聞記事等を掲載した報告書を作成しましたので、必要な方は、ダウンロードしてください。

    

速報

   現地見学1日コースで、要塞の発掘現場が見られます。8月8日締切ました。

    発掘の詳細/下関教育委員会のボタンを押してください。  

大会日程及び会場

 日  程 2024年8月17日(土)~19日(月)
 会  場 九州国際大学[福岡県北九州市八幡東区平野1-6-1]
 日程詳細 
   17日 全体会・講演会 [KIUホール]
      受 付 12:00~
      全体会 13:00~
        記念講演  九州近現代考古学談話会長 武末純一 「近現代考古学と住民参加」
        基調報告  戦争遺跡保存全国ネットワーク運営委員
        地域報告  九州国際大学地域づくりコース「三輪ゼミ」
       全国交流会 17:30~ [KIUホール前 学生食堂]

   18日 分科会・閉会 [2号館各教室]
      受 付 8:30~
      分科会 9:00~15:00
        第1分科会  保存運動の現状と課題
        第2分科会  調査の方法と整備技術
        第3分科会  平和博物館と次世代への継承
      閉会集会 15:00~

   19日 現地見学会
      半日コース 8:30~12:30
        軍艦防波堤・小倉陸軍造兵廠・北九州市平和のまちミュージアム
      1日コース  8:30~15:00
        大連航路上屋・火ノ山砲台・陸上自衛隊小倉駐屯地史料館・北九州市平和のまちミュージアム

大会開催趣旨

 昨年の横須賀おっぱま大会に続く第27回戦争遺跡保存全国シンポジウムを福岡県北九州市八幡東区で開催します。
 1963(昭和38)年、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の旧五市が対等合併を行い、北九州市が誕生し八幡区となりました。その後、人口増に八幡区は、現在は八幡東区と八幡西区になっています。
 1897(明治30)年2月、官営製鐵所の建設地が八幡に決定されると、町も大きく変貌し、1917(大正6)年に八幡市が誕生し、製鐵所も工場拡張を繰り返し、1922(大正11)年に完成した二代目本事務所の1階には陸軍、2階には海軍の事務所が設けられました。
 太平洋戦争開戦後の1942(昭和17)年4月には、八幡製鐵所は「重要事業場労務管理令」による「重要事業場」に指定され、鉄鋼生産は、国内生産量の約半分を産出していました。
 アメリカは、最初の戦略爆撃機B-29による空襲目標を八幡製鐵所とし、1944(昭和19)年6月15日中国成都から出撃させました。そして、翌年8月8日には、B-29による市街地を目標とした焼夷弾爆撃により、死傷者は約2,500人、罹災戸数約1万4000戸と壊滅的な被害を受け、見渡す限り焦土と化しました。
 戦後は、「燃えない都市」造りを進めると共に、「心の復興」に重きを置いた施策が都市計画の中に位置づけました。そして、日本初の「都市型公民館」建設等市民の心に寄り添い、復興を象徴するシンボル「平和の女神像」を中心とした八幡駅前の景観を整備しました。
 北九州市は、2022(令和4)年4月戦争の悲惨さを伝えるとともに、平和の大切さや命の尊さを考える拠点として「北九州市平和のまちミュージアム」を開設しました。同館では、1945(昭和20)年の八幡大空襲、翌日の原爆を搭載した爆撃機が小倉上空を飛来した後、長崎に向かった出来事を追体験できる360度シアターを設置しています。
 また市内には、関門海峡防備の為、明治期に設置された矢筈山堡塁など下関要塞の施設が、良好な状態で残されています。加えて、太平洋戦争中は、製鐵所等の軍需工場を守るため、重要な防空要地に指定され、多くの高射砲部隊が配置され、若松区の石峰山高射砲陣地など島や山中に設置された施設が数多く残存しています。
 戦争遺跡保存全国シンポジウム開催を機に、これらの戦争遺跡の保存と活用の機運が高まることを願っています

主 催

 戦争遺跡保存全国ネットワーク
 第27回戦争遺跡保存全国シンポジウム北九州やはた大会実行委員会
    九州国際大学地域づくりコース[三輪ゼミ]  九州近現代考古談話会 聞き書きボランテイア「平野塾」
    特定非営利活動法人北九州市の文化財を守る会 オブザーバー/重信幸彦(北九州市平和のまちミュージアム館長)

      実行委員長   九州国際大学地域づくりコース[三輪ゼミ] 三輪 仁
      副実行委員長  九州近現代考古学談話会会長 武末 純一(福岡大学名誉教授)
      事務局長    特定非営利活動法人北九州市の文化財を守る会理事長 宇野 愼敏
                                 事務局長補佐 関川 妥
      会 計     特定非営利活動法人北九州市の文化財を守る会前理事長 前薗 廣幸
      監 査     聞き書きボランテイア「平野塾」副代表 出口敬子

 

後 援

    北九州市  北九州市教育委員会  福岡県  福岡県教育委員会  九州国際大学
    朝日新聞社  毎日新聞社  西日本新聞社  読売新聞西部本社  RKB毎日放送  KBC  テレビ西日本  株式会社ジェイコム九州

 

協 賛

     (公財)北九州観光コンベンション協会

問合せ 

    実行委員会事務局   電話・FAX   093-661-8688
               メール     eirakuan2@jcom.home.ne.jp
               住所      北九州市八幡東区西台良町10-33 前薗方